タモ理論「会話しない会話術」でコミュ障改善 <第8回「二択カード発動の条件」>

 

第8回「二択カード発動の条件」

 

前回、二択カードの使い方を紹介したが、

今回は使用例と発動条件について説明する。

 

二択カードの概念は、あらかじめ

あらゆることに当てはまる二択を用意しておく

というものだったが、

 

二択カードの効果は強力であるが故に

制限があり、いかなる時でも使えるものではない。

 

2つの発動条件があるので心して聞いてほしい。

 

①会話の流れでその二択が自然なタイミングであること

 

②一度使用した二択カードは

しばらく使用することができない

 

まずは①から説明しよう。

 

なお、ここでは例として、二択カード(好き、嫌い)

を使用する。

 

 

例えば、初対面で天気の話をしているときに、

いきなり「晴れの日は好きですか?」

と聞いた場合はどうなるかを想像してほしい。

 

自分「今日はいい天気ですね」

 

相手「そうですねー」

 

自分「晴れの日は好きですか?」

 

相手「ええ、好きですけど・・」

 

自分「ですよねー」

 

相手「・・・・・・・」

 

 

これは、使うタイミングとして適切ではない。

なぜなら晴れの日という事に対して、

相手は思い入れがあまりないからだ。

その後の会話も弾まない可能性が高いだろう。

 

(晴れに思い入れがある人もいるかもしれないが、

ここではその可能性はスルーする)

 

適切なタイミングとしては、

 

相手の言動や行動の後に、

「もしかして〇〇が好きなんですか?」

というニュアンスで使う。

 

自分「今日はいい天気ですね」

 

相手「そうですねー」

 

自分「今日みたいな、

いい天気の日はスポーツとかしたいですよね」

 

相手「そうですねー、私は天気のいい日は

友達とフットサルしてるんです」

 

自分「へぇー、(もしかして)フットサル好きなんですか?」

 

相手「はい!実は最近はまっちゃっててー」

 

自分「いつから始めたんですか?」

 

相手「3か月前からです。シューズも買っちゃいました。」

 

のような会話になりえるし、会話が弾みやすい。

 

使うタイミングは、その事柄を相手が好きそうだな

と思ったタイミングがベストだ。

 

この例では、こちらがスポーツというワードを

出した後の相手の発言がフットサルであったため、

 

おそらくフットサルに

何らかの思い入れがあるのでは?

 

という推測の元、

好きなんですか?と聞いている。

 

もし相手が本当にフットサルが好きだった場合、

会話が弾み、ブースト状態にもっていくことが

できるのだ。

 

 

ちなみに、この後の会話は、

二択カードの「楽しい、つまらない」

などを使うといい

 

相手「3か月前からです。シューズも買っちゃいました。」

 

自分「本格的ですね。

フットサルのどんなところが楽しいんですか?

 

というような感じで会話を広げていこう。

 

 

続いて、

 

②一度使用した二択カードは

しばらく使用することができない

 

について説明する。

 

タモ理論はカードゲームであるので、

一度使用したカードは一旦は捨て札となり、

再び使用可能になるまでに時間を要する。

 

再度使用可能になるまでの期間は

カードによって定められており、

コストという概念で定められている。

 

基本的に、カードの強さとコストは

比例しており、

 

基本質問カード(5W1H)はコストが低く、

応用質問カード(二択カード等)はコストが高い。

 

コストが低いカードは再び使用可能となる

期間が短いが、

コストが高いカードは期間が長い。

 

 

では、コストとは何によって決まるのか。

 

その正体は、「違和感」だ。

 

 

例えば、次のような会話は、違和感がないだろうか?

 

自分「昼ごはん何食べました?」

 

相手「オムライスです。」

 

自分「オムライス好きなんですか?

 

相手「好きです。よく自分で作ります」

 

自分「自炊するの好きなんですか?

 

相手「好きですね。色々作ってます」

 

自分「最近何つくりました?」

 

相手「シチューです」

 

自分「シチュー好きなんですか?

 

相手「好きです(それしか聞いてこないなこの人・・・)

 

 

と、上記は極端な例だが、連続で使ってしまうと、

相手に違和感を与えてしまう。

 

違和感を与えてしまうと、

「なんなんだ、この人?」

と不信がられてしまい、スムーズな会話ができなくなる。

 

不信感を与えると、

相手は心を開かなくなる。

 

特に初対面の場合などは、より警戒されて

しまうだろう。

 

何が言いたいかというと、

 

使いどころや、

立ち回りを意識することが最も大事であり、

 

なおかつ、二択カード等の種類は多数用意しておく

ことで、会話というゲームを有利に進める

ことができる。

 

 

ちなみに、

基本質問カードのコストが低い理由だが、

 

5W1Hの質問というのは、

会話の中にありふれている状態が普通であり、

誰もが普段から使っているため、

 

使うタイミングさえ自然であれば、

多用しても違和感を与えることは少ない

だろうという見解だ。

 

・・・・・・・・・・・

 

ちなみに、違和感の印象を変える方法として、

特殊スキル発動という奥義もあるのだが、

難易度が高いため、その紹介は後日とする。

 

というわけで、以上を踏まえて、

会話に違和感を与えないように

 

戦略を練ってカードを出し、

会話というカードゲームを楽しもう!

 

立ち回りのコツ等ももう少し説明したいが、

長くなってしまったので、今回はここまでとする。

 

 

次回は、第9回は、

応用質問カード「視点変更カード」

とは一体?

について説明する。

 

 

 

第8回まとめ

 

二択カードの発動条件は、

 

①会話の流れでその二択が自然なタイミングであること

 

②一度使用した二択カードは

しばらく使用することができない

 

がある。

 

使うタイミングは、

相手の好きなことや、思い入れがある事に

つながるようなタイミングで使うと効果的

である。

 

また、同じカードを連続で使用すると、

相手に違和感を与えてしまい、不信がられてしまう

可能性がある。

 

コストが低いカード(基本質問カード)は多用できるが、

コストが高いカード(応用質問カード)は多用できない。

 

カードゲームのように常に立ち回りを意識して、

相手に違和感を与えないようにゲームを進めていこう。

 

 

タモ理論「会話しない会話術」でコミュ障改善 <第7回「応用質問カード(二択カード)の種類と使い方」>

 

 

第7回「応用質問カードの種類」

 

前回、盛り上がる会話かどうかを見極める

方法を紹介したが、今回は応用質問カード

を説明していく。

 

5W1Hを使う基本質問カードとは違い、

応用質問カードは無限に種類がある。

 

種類が豊富なだけあって、扱いが

若干難しいが、使いこなせるように

なれば、無敵の強さを誇るといえるだろう。

それがこのカードの強みである。

 

では早速説明していこう。

 

まずはカードの作り方から説明する。

 

主な応用質問カードの作り方はこうだ。

①二択質問カード

②視点変更カード

 

まずは、

①二択質問カード

から説明していく。

 

これは、あらかじめ二択を考えて

おくというものである。

 

・・・・・・・・・・・・・

 

「いや、さっぱりわからん」

 

という読者の方からの

心の声が聞こえてきそうだが、

しっかり順を追って説明しよう。

 

 

例えば、下記のような会話になったとする。

 

自分「休みの日とか何してるんですか?」

相手「ショッピングとかですかねー」

自分「ショッピングするの好きなんですか?

 

この例では、「好きなんですか?」

が応用質問カードである。

 

どういうことか説明しよう。

 

つまり、

これはあらかじめ、「好き」か「嫌い」か

という二択のカードを用意していて、

会話の内容から自然なタイミングをみて

使っただけである。

 

今回の例では、〇〇するの好きなんですか?

という聞き方をしているが、

状況によっては

「〇〇は好きですか?嫌いですか?」

という聞き方をしてもよい。

大事なのは、自然な流れになるように意識することだ。

 

 

上記の会話の続きで、

例えば、

 

もし相手が、

相手「そうなんですよー、

ショッピング好きなんですよー」

 

と答えた場合、

 

自分「最近どんなもの買ったんですか?」

もしくは

自分「普段どんな所に行くんですか?」

などと5W1Hを使ったりして会話を

掘っていけば良い。

 

もし、

相手「いや、そうでもないんですよねー」

と答えた場合、

 

関連する次の応用質問カードを

使っていく。

 

自分「そうなんですか?

え、でもショッピングに出かけたりとか、

割とアウトドア派じゃないんですか?」

 

おわかりだろうか。

 

これも、「アウトドア派」か「インドア派」

という二択の質問を自然なタイミングで

使っただけである。

 

すると、二択なので相手はどっちかを

答えることになる。

 

●相手がアウトドアだった場合

 

相手「アウトドア好きですねー

ラフティングとかしてます」

自分「へぇー、ラフティングとかよくするんですか?」

相手「実は数年前からやってて~」

自分「ラフティングのどういうところが面白いんですか?」

 

●相手がインドアだった場合

 

相手「いやー、割とインドア派なんです 笑

実は部屋で小説とか読むの好きなんですよねー」

自分「そうなんですか?

どういう系の小説読むんですか?」

 

などという展開になったりする。

 

・・・・・・・・・・・・

 

と、ここで、ある一つの現象が起こっている

事に注目してほしい。

 

どちらの結果に転んでも、最終的には

いつの間にか相手の好きな話に移行している

という現象が起きている。

 

(もしくは、現時点ではわからないが、

相手が好きである可能性が高い

いう話になっている。)

 

 

 

なぜこういう事が起きるかというと、

応用質問カードの効力により、

掘っていけばいずれ

そこにたどり着くように質問して

いるからだ。

 

つまり、

 

好きか嫌いかという質問

→これに相手が好きと答えれば、相手が好きな

事の話になる可能性が高い。

 

アウトドア派かインドア派かという質問

〇〇派という言葉には、〇〇が好きという

意味が込められているし、また大まかな分類を

してあげることで、自然と好きな事の話に移行させやすい。

 

上記は例だが、

 

ポイントは、

「あらゆる事に当てはまるであろう二択」

をあらかじめ用意しておくということである。

 

例えば、

好き、嫌い

アウトドア派、インドア派

面白い、つまらない

かっこいい、ださい

少数、多数

重い、軽い

長い、短い

高い、低い

うれしい、かなしい

 

上記は一部だが、

種類は無数にあり、多岐にわたる。

 

が、応用性がかなり高く、どんな事にも

当てはまる可能性が高い。

 

これらを自然なタイミングで会話の

中に当てはめていくのだ。

 

そして盛り上がるであろう話に

自然と繋げていくように仕向ける。

 

 

「うーん、理屈はわかったけど、

まだちょっと使い方が・・・」

 

という方のために、もう少し具体例を

紹介していこうと思う。

 

というわけで次回、

第8回は、二択カードの

使い方の具体例を、さらに

わかりやすく説明していこうと思う。

 

 

 

 

第7回まとめ

 

応用質問カードには、

①二択質問カード

②視点変更質問カード

 

がある。

 

二択質問カードは文字通り

あらゆることに当てはまる二択

で構成する。

 

そして、「ここだ!」

と思う最適なタイミングで

この質問カードを使って、

 

会話の着地点を

「好きな事の話」

などになるように誘導しよう。

 

そうすれば、自然と会話が弾み、

ブースト状態が狙いやすくなる。

 

 

タモ理論「会話しない会話術」でコミュ障改善 <第6回「盛り上がる会話の見極め」>

 

 

 

第6回「盛り上がる会話かどうかの見極め」

 

前回、「なぜ、どのように」をきっかけに

好きな事の話に移行する戦術を説明したが、

 

 

それをやっていく上で

 

「はたして、この話は相手が話したい

内容なのか?」

 

という事を見極める必要がある。

 

というのも、こちらが、

「相手はこれが好きなんだろうな」

 

と思って、質問をして話を広げようとしたが、

こちらの見当違いで、実際は違った。

 

したくもない話をしつこく質問してしまい

 

「なんだか盛り下がってしまった・・・」

「相手の印象が悪くなってしまった・・・」

 

なんて事が起こりえる可能性があるからだ。

 

なので、そのあたりの見極めは必須項目だといえる。

 

早速、見極める方法を紹介しよう!

 

ちょっと人によっては

難しいと感じるかもしれないが、

ポイントは3つだけなので、

最後まで目を通してほしい。

 

順番に説明していこう。

 

 

 

①相手の表情や話し方が変わるかどうか

 

例えば、話したい内容になった時は、

相手の声のトーンが上がったり、

声が大きくなったりする事がある

 

表情も感情が入り、より豊になる。

 

人は話したい内容になった時は、

より強い感情が入ってしまうものだ。

そういう思いが、無意識に

表情や声に現れたりする。

 

②体の動きが活発になるかどうか

 

話したい内容になると、人は

身振り手振り、ジェスチャーが多く

なったりする。

これは、相手にわかってほしい、

伝わってほしいという思いから

無意識に体が反応してしまうからだ。

 

特にわかりやすいのは、前傾姿勢だろう。

心理学などの分野でも立証されているが、

人は興味をもったり夢中になると

前かがみになるというデータがある。

 

また横に並んで座っていて、

相手の姿勢が動き、

若干こちら向きになったりする

などもある。

 

そういう微妙な変化を観察する事が、

見極める上でとても重要になってくる。

 

 

・・・・・・・・・・

 

 

 

①②の内容を踏まえ、急に相手が

上記のような動作をしたら、

なんらかのサインが

出ていると思った方がいい。

 

観察力の高い人は、相手を観察して

「相手が楽しそうにしている」

 

などの判断できたりするが、

 

そういう観察が苦手な人や、

観察力が高い人でも100%の自信は

なかったりする事がある。

 

そういう時に使う戦術が

 

 

③待ちの姿勢(ターンエンド)

 

だ。

 

どういうことか説明しよう。

 

例えば、

「話したい内容になると前かがみになる」

 

という例があったが、

 

例えば、

「その人自体に興味を

もっている場合」

 

逆に、

「警戒していたり、拒否する場合」

 

にも前かがみになったりする場合がある。

 

つまり、前かがみになったからといって、

「相手が話したい内容を楽しく話している」

とは限らない。

 

そこで、

 

「③待ちの姿勢(ターンエンド)」

 

を使う。

 

これは、相手が上記のような動作をした時に

通常であれば、こちらが

そのまま質問を続けたりするのだが、

 

あえて何もしないでターンエンド

するのである。

 

すると、好きな話など、話したい内容の場合は

「相手が勝手に口を開いてしゃべり出す」

 

という現象が起きる。

 

これは、相手の

 

「もっと聞いてほしい!」

 

という心理から起こるものである。

 

続きの内容が、

 

「その会話の内容について

関連している場合」は

 

→<正解>

 

「全然違う内容に変わった」

「相手が黙る」

「逆に質問してくる」

 

→<不正解>

 

となる

 

相手が逆に質問してくる場合は

正解の可能性もあるのだが、

 

本当に話したい場合は

かなり熱中しているため、

 

「つい自分の事をしゃべってしまう」

 

というのが人間の心理であるため

不正解とした。

 

実際には、逆に質問された場合はもう少し

探ってみてもいい。

一時保留といった所だろうか。

 

(正解パターンを、さらに特徴ごとに

方針を細分化する方法があるが、長くなって

しまうため後日とする。)

 

 

 

今回、前かがみを例にとったが、

「声のトーンが変わった」

「少し相手の表情が変わった」

 

などなんでもいい。

少しでも変化を感じたら、

ターンエンドを試してほしい。

 

そうやってどんどん経験を積んでいって

精度を高めていくのだ。

 

 

 

今回、見極める方法を説明したが、

 

「今相手はどういう気持ちなのだろうか」

 

ということを念頭に置いて

相手を観察すれば

そういうサインを見極めれるようになってくる。

 

とにかく、大事なのは、客観的に

相手を観察することだ。

 

 

そうすれば、恋愛でもビジネスでも

道が開けると言えるだろう。

 

 

次回、第7回は、

 

<応用質問カード>

を使い、

 

もっと色んな手段で

盛り上がる内容(ブーストポイント)

を探し、

盛り上がった会話をずっと

継続させていく(ブースト状態)

戦術を説明していく。

 

これができれば、質問に詰まらない

のでスムーズに会話できるように

なるだろう。

 

 

 

 

<第6回のまとめ>

 

相手が話したい内容かどうか見極めるには

 

①表情、話し方の観察

②動作の観察

③待ちの姿勢(ターンエンド)

 

がある。

 

相手が話したい内容かどうかを

確認したい場合は

 

「ターンエンド」をして

相手の出方を伺う。

 

相手が

 

「その会話の内容について

関連している事をしゃべり出した」

 

場合は正解であるので、

その内容を質問して

いけば会話が盛り上がる確率は極めて高い

 

 

大事なのは、客観的に相手を観察し、

動作や表情などを見て、

「相手がどういう気持ちか」

を考えながら会話を進めていくことである。

 

 

 

 

 

 

タモ理論「会話しない会話術」でコミュ障改善 <第5回「質問カードの使用方法(基本質問カードについて)>

 

 

 

 

第5回「質問カードの種類と使用方法」

 

前回、質問カードの内容を説明したが、

 

今回は

「基本質問カード」の使用方法

について紹介する。

 

まず、

基本質問カードには使用目的がある。

 

それは

①情報収集

②その場しのぎ

③ブースト(会話が弾む状態)を狙う

 

の3パターンがある。

 

情報取集は、その言葉の通り、

 

どこに住んでいるのか?

何をしているのか?(仕事、学部等)

どういう関係なのか?(相手が複数の場合)

 

などである。

 

 

 

 

相手の事を知らない場合などは、まず

相手の情報を聞き出さなければならない。

 

いわば、これはブースト状態

狙うための行動である。

 

ブースト状態にするためには、

まず情報集めをしてしっかり

土台を固めておく必要がある。

 

 

(なお、基本質問カードの種類は

かなりの枚数になるため、

ここでは省略する。

後日改めてそれだけの記事を

作成するつもりだが、

基本的な考え方は5W1Hを使うこと

なので、一度自分で作ってみてほしい。)

 

 

続いて②「その場しのぎ」だ。

 

これは会話が完全に途切れると

気まずい・・

といった場合や、

とりあえず、話す事がないなー。

 

という時に使う。

 

 

やる事は情報収集と

同じなので、省略する。

 

 

 

 

違いは、攻めの姿勢

守りの姿勢かの違いだけである。

 

タモ理論では、

バースト(会話が完全に途切れてしまう)

してしまうと

ゲームオーバーなので、

 

いわば、守りの姿勢とは

バースト状態にしないように

するためのテクニックである。

 

 

 

さぁ、ここで本題に入ろう。

③ブーストを狙う。

これがタモ理論の真骨頂であり、

効果的な戦術だ。

 

情報収集で、きっちりリサーチした後、

ブーストを狙うための効果的な

質問カードがある。

 

それは、

 

「なぜ」

「どのように」

 

だ。

 

もう少し具体的に説明しよう。

 

 

例えば、会話で仕事や学部の話になった

としよう。

 

自分「なんでそれをやろうと思ったんですか?」

 

こう聞かれれば、

相手「その仕事の〇〇が

好きなんですよ」

という返答が返ってくる事がある。

 

そしたら、こちらの次のターンは、

自分「その〇〇のどういう所が好きなんですか?」

と切り返す。

 

すると、

相手「〇〇な所が好き」

答える確率が高い。

 

 

 

お気づきだろうか。

そう、この

「なぜ」

の質問から相手の好きな事の話への

移行が成功している。

 

 

また、こういうパターンもある。

自分「仕事は何をしてるんですか?」

相手「〇〇してます」

自分「その仕事はどのような事をやっているんですか?」

相手「〇〇を〇〇して〇〇している。」

自分「〇〇するの好きなんですか?」

相手「そうなんですよー、実は〇〇するのが好きでー」

 

という展開になりえるのだ。

 

とにかく、

「なぜ、どのように」

を駆使して

相手の好きな事なことに話題を

展開できればOKだ。

その後は自然と会話が弾みやすい。

 

・・・・・・・・・・

 

「いや、そんな上手くいかねーよ!!」

 

と画面の前で思わずツッコミをいれようと

している方。

大丈夫。

そうならなかった時の対処法と、

その後の展開をどうするか?

をちゃんと用意している。

 

というわけで次回は、

好きな話に移行失敗したパターン

好きな話に移行したけど、どうすればいいのか

 

という話を具体的に説明していく。

 

 

 

 

第5回まとめ

 

 

基本質問カードの使用目的は

①情報収集

②その場しのぎ

③ブースト(会話が弾む状態)を狙う

 

がある。

 

そして、

「なぜ」

「どのように」

 

という質問をきっかけに、

相手の好きな事の話

移行しよう。

 

そうすれば自然と会話が弾み、

相手から好印象を得られる

 

 

 

タモ理論「会話しない会話術」でコミュ障改善 <第4回「質問カードの種類と使用方法(基本質問カードについて)>

 

 

 

第4回「質問カードの種類と使用方法」

 

「基本質問カード」

 

について説明する。

 

 

「基本質問カード」

は最も使用頻度が高く

会話の生命線とも言えるカードなので、

 

使いこなす事は必須なので、

確実に頭に入れておいてほしい。

 

どういうものかと言うと、ズバリ・・・

 

 

 

 

 

「いつ(When)」

「どこで(Where)」

「だれが(Who)」

「なにを(What)」

「なぜ(Why)」

「どのように(How)」

 

 

 

 

 

そう、「5W1H」である。

 

 

「なるほど、それが大事なのか!」

と目を輝かせる人もいれば、

 

「なんだそんなことか・・・

知ってるよ・・・」

と少し落胆する人もいるだろう。

 

 

 

上記「5W1H」

会話の核となる部分であり、

 

会話の熟練者であれば、

誰もが普段から使っていると

答えるのではないだろうか。

 

実際、コミュニケーション本などを

読んでみるとわかるのだが、

「会話は5W1Hを使おう!」

などと紹介されている事が多い。

 

 

しかし、実際にカードゲームのように

 

「使いどころを意識して、

最適なタイミングで、使っている」

 

という人は

少ないのではないだろうか。

 

 

 

 

と、ここで、話を少し戻そう。

 

第2回、第3回の内容を

思い出してほしい。

 

 

会話の流れをもっていく方向は、

 

①好きな事の話

②努力した(している)話

③工夫した(している)話

 

にもっていくと、

相手が楽しく話す事ができると、

説明したのを覚えているだろうか。

 

 

ちなみにタモ理論では、これらの

話をすると会話が弾むことから

 

会話が加速するという

意味を込めて

「ブースト」と呼んでいる。

 

ちなみに会話が完全に

途切れてしまうことを

「バースト」呼び、

これはゲームオーバーを意味する。

 

 

と、

またもや話が逸れてしまったようだ。

用語解説はこれぐらいにして

本題に戻そう。

 

 

 

 

この「5W1Hカード」を使う時に

意識してほしい事がある。

 

それは、

「この人(相手)は、

どんな事に思い入れがあるのか?」

 

 

 

 

 

もっと具体的に言うと、

①好きな事の話

②努力した(している)話

③工夫した(している)話

は何なのか?

 

という事を意識しながら会話してほしい。

 

 

 

 

第5回は、「基本質問カード」

の使用方法、実践編について説明する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第4回まとめ

 

会話の核となる部分は「5W1H」

であり、この質問カードを

 

「基本質問カード」

 

とし、メインで使用しながら会話を

進める。

 

また、会話を進める時は、

 

「この人(相手)は、

どんな事に思い入れがあるのか?」

 

という事を意識すること。

 

 

※タモ理論用語解説

ブースト・・会話が弾んでいる状態

バースト・・沈黙。会話が完全に途切れた状態

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タモ理論「会話しない会話術」でコミュ障改善 <第3回「人はどんな事を話すと楽しいのか(その2)>

 

 

 

人はどういう話をしてる時が

楽しいのか。

 

前回は「好きな話」を聞く

必要があることについて説明した。

 

 

第3回

①「がんばった話」

②「工夫していること」

を質問する必要性について説明する。

 

 

①がんばった(努力した)こと

 

「(学生時代の)勉強、部活、」

「仕事、資格、趣味、ダイエット、禁煙、禁酒、」

などである。

 

 

がんばった話を聞いてもらいたい

 

という願望を誰もが持っている。

 

 

自分から話し始めるのは

自慢みたいになる可能性があるし、

気が引ける人も多くいる。

 

 

だからこそ、聞いてくれる人がいると、

うれしくなるし、楽しいと思うだろう。

 

タモ理論では、質問カードを使い、

そこを質問によって深堀りしていく

事を意識する。

 

 

 

 

 

 次は、

 

②「工夫していること」

 

だ。

 

 

●「失敗から気をつけていること、

日々の工夫、メリット、デメリット」

など

 

●「②がんばった話の中で、

工夫してうまくいった事」

 

 などである。

 

 

 

工夫している事というのは、

本人が試行錯誤して自分で考えたり、

 

他人から良いアドバイスを聞いたりで、

思い入れのある話になる可能性が高い。

 

 

 

この部分を質問することで、

普段話さない内容を

相手は話す事になるので、

 

会話に新鮮味が生まれ、

他の人との差別化にもなる

 

 

さらに人の工夫している事を

聞くのは勉強になり、

自分のためにもなる。

 

 

 

 

 

第4回は、上記の内容を踏まえ、

質問カードを使い、

会話の流れの方向性を操る方法を

説明する。

 

 

 

 

 

 

 

第3回のまとめ

 

「がんばった話、工夫している事」

を質問しよう。

 

努力した(している)話は、

聞いてくれる人が少ないので、

うれしいし、差別化にもなる。

 

工夫した話は、

その人が試行錯誤した事

であるので、思い入れが強い。

 

 

タモ理論「会話しない会話術」でコミュ障改善 <第2回「人はどんな事を話すと楽しいのか(その1)>

 

 

 

第2回「人はどんな事を話すと楽しいのか」

 

 

 「好きな事の話」について

 

 

 

前回、

「カードを使って会話をする」

という趣旨を話したが、

カードの内容の前に、

 

「人はどんな話をするのが楽しいのか?」

 

を先に理解しておく必要がある。

 

 

 

というのも、この理論では、

 

会話の方向性を意識しながら

進めて行く事が、重要になってくる。

 

具体的には、

相手が「会話が楽しい」

と思う話をさせるというのが、

ポイントだ。

 

そのほうが、

結果的に会話が続くし、

 

相手が心を開いて

仲良くなりやすいからだ。

 

 

ここで、本題に戻そう。

 

 

 

人が話していて楽しいと感じるのは

 

「好きなことの話」

 

 

である。

 

 

 

具体的に説明すると、

 

<好きなこと>・・・

 

①「最近はまっていること」

 

②「好きな〇〇の話」 

 

などである。

 

 

 まず、①がなぜ楽しいのか説明する。

 

 

 

 

①最近はまっている事

 

イムリーな話題であり、熱中している

可能性が高い。 

 

自分が好きで熱中している

ことの話は

話していて間違いなく楽しいだろう。

 

 

 続いて、②だ。

 

 

 

 ②「好きな〇〇の話」 

 

例:食べ物、漫画、映画、スポーツ、趣味  etc..」

 などである。

 

 

これらの話は、説明しなくても

話すのが楽しいというのがわかるだろう。

誰だって自分の好きな事は楽しいのだ。

 

特に、

「他人には理解されにくいけど、

自分はめっちゃ好き」

 

という趣味などがあれば、

必ず質問して掘り下げる事。

 

なぜなら、そういう内容は、

普段人に話しても

あまり共感されないし、

 

深く掘り下げてくれる人も

いないので、

話す機会があまりないからだ。

 

 

その内容を話して、

共感、理解してくれる人は貴重だし、

心を開かずにはいられない。

 

相手はうきうきしながら

話してくるだろう。

 

さらにありきたりな

会話ではないので、

この話をすることで

他の人との差別化を図れる。

 

 

 第3回は、

 

「人はどんな事を話すと楽しいのか(その2)」

<がんばった話、工夫した話>

 

について説明する。

 

 

 

 

 

 

 

■第2回のまとめ

 

会話の質問の流れは

 

●最近はまっている事

●好きな〇〇の話

 

を掘り下げていこう。

 

特に、他人には理解されない

趣味などがあれば、掘り下げて、

差別化を図ろう。