タモ理論「会話しない会話術」でコミュ障改善 <第2回「人はどんな事を話すと楽しいのか(その1)>
第2回「人はどんな事を話すと楽しいのか」
「好きな事の話」について
前回、
「カードを使って会話をする」
という趣旨を話したが、
カードの内容の前に、
「人はどんな話をするのが楽しいのか?」
を先に理解しておく必要がある。
というのも、この理論では、
会話の方向性を意識しながら
進めて行く事が、重要になってくる。
具体的には、
相手が「会話が楽しい」
と思う話をさせるというのが、
ポイントだ。
そのほうが、
結果的に会話が続くし、
相手が心を開いて
仲良くなりやすいからだ。
ここで、本題に戻そう。
人が話していて楽しいと感じるのは
「好きなことの話」
である。
具体的に説明すると、
<好きなこと>・・・
①「最近はまっていること」
②「好きな〇〇の話」
などである。
まず、①がなぜ楽しいのか説明する。
①最近はまっている事
タイムリーな話題であり、熱中している
可能性が高い。
自分が好きで熱中している
ことの話は
話していて間違いなく楽しいだろう。
続いて、②だ。
②「好きな〇〇の話」
例:食べ物、漫画、映画、スポーツ、趣味 etc..」
などである。
これらの話は、説明しなくても
話すのが楽しいというのがわかるだろう。
誰だって自分の好きな事は楽しいのだ。
特に、
「他人には理解されにくいけど、
自分はめっちゃ好き」
という趣味などがあれば、
必ず質問して掘り下げる事。
なぜなら、そういう内容は、
普段人に話しても
あまり共感されないし、
深く掘り下げてくれる人も
いないので、
話す機会があまりないからだ。
その内容を話して、
共感、理解してくれる人は貴重だし、
心を開かずにはいられない。
相手はうきうきしながら
話してくるだろう。
さらにありきたりな
会話ではないので、
この話をすることで
他の人との差別化を図れる。
第3回は、
「人はどんな事を話すと楽しいのか(その2)」
<がんばった話、工夫した話>
について説明する。
■第2回のまとめ
会話の質問の流れは
●最近はまっている事
●好きな〇〇の話
を掘り下げていこう。
特に、他人には理解されない
趣味などがあれば、掘り下げて、
差別化を図ろう。