タモ理論「会話しない会話術」でコミュ障改善 <第15回「質問補助カードの使い方(その2)」>

 

第15回「質問補助カードの使い方(その2)

 

ざっくりとした質問をすると、

相手がパっと答えられない場合があり、

会話のテンポが悪くなる。

 

それを解消するために〇〇面カードを

使う事を説明した。

 

今回は新たに、質問補助カードとして

二択カードを使うことを

説明する。

 

二択カードは、応用質問カードとして

一度紹介したが、補助質問カードとして

使うこともできる。

 

このカードの特徴として、〇〇面カードよりも、

質問の幅を狭めることができる。

 

使い方はこうだ。

 

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自分「最近なんかいいことあった?」

相手「・・・・え?」

自分「楽しかった事とか」

相手「あっそうそう、この前こういうの見つけたよ~」

 

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上記は、

 

「最近なんかいいことあった?」

というざっくりした質問に、

 

相手が話す事が見つからず困ってしまった場合

の例だ。

 

相手が答えるまで待ってもいいのだが、

相手が困って黙ってしまうと、中途半端な間が

できてしまう。

 

人は会話がテンポよく進むと、

「この人と気が合うかも」

と思ってしまうというデータがある。

 

そこで、

沈黙を与えないために

 

相手がしばらく考え込みそうだと

思ったら、さりげなく質問を補助しよう。

 

ここでは二択カードの

楽しい事、つまらない事

を使用している。

 

ちなみに、

 

「楽しい事なかった?」

と聞いて、相手が考え込むようなら、

 

さらに二択カードで質問を補助することができる。

 

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自分「最近なんかいいことあった?」

相手「・・・・え?」

自分「楽しかった事とか」

相手「うーん・・」

自分「出かけたりしなかったの?

相手「あ、そうそう!この前ショッピングした時に

こういうの見つけたよ」

 

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と、補助し続ける事ができる。

 

上記は、二択カード「出かけた、出かけなかった」

を使用している。

 

理論上は、二択カードを使って永遠に補助し続ける

事は可能だが、

相手に不信感を与えてしまうので、

一度の質問につき、上限は2回というところだろう。

 

二択カードで質問を補助することのメリットは、

ざっくりした質問を具体的にできるところだ。

 

本来は、ざっくりした質問に対して、

相手が答えた事に質問していくのが

一番いいことだが、

 

ざっくりした質問は

相手が考えこんでしまうというリスクがある。

 

つまり、

 

考え込む行為というのは、脳に負担がかかる、

もし、何回も考え込む質問をされた場合、

 

相手は疲れてしまい、

無意識的だが、会話が楽しいと感じなくなってしまう。

 

それを防止するための質問補助カードなのだ。

 

整理すると、

質問補助カードの目的は、

 

①会話のテンポが悪くなることの防止

②相手の脳みその負担を軽減する

 

である。

 

そして、二択カードは、

〇〇面カードよりも具体的な質問になるため、

 

より相手にかかる負担を

軽減することができる。

 

その分、〇〇面カードよりも

質問の幅を狭めてしまうデメリットがあるが、

 

そこは臨機応変に使い分けよう。

 

と、キリがいいところで今回はここまでとする。

 

 

次回、第16回は、会話を弾ませるための、「相槌カード」

について説明する。

 

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第16回まとめ

 

質問補助カードその2は、

二択カードである。

 

最近なんかいいことあった?

 

というざっくりした質問に、

相手が答えに詰まってしまった場合は

 

楽しかった事、つまらなかった事は?

 

などと、

二択カードを使ってさりげなく補助しよう。

 

質問を補助することの目的は

 

①会話のテンポが悪くなることの防止

②相手の脳みその負担を軽減する

 

である。

 

二択カードはざっくりした内容を

より具体的にする効果がある。

 

ただし、相手に不信感を持たれないように

するため、一度の質問を補助できる回数は

二回までとする。

 

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